食品値上げ加速、8月最多に 冷凍品中心に2400品目超―「巣ごもり」生活を直撃:時事ドットコム
上の記事にもあるように食品の値上げが止まりません。
メディアでは、「家計に大打撃」と報じてますが、経済的に厳しいわけではないのにこの影響を強く受けてしまうのはどのような人たちなのでしょうか?
その一つとして「食費に対する考え方」の違いが考えられます。
食費をコストとして捉えるのか、投資として捉えるのか
この考え方の違いが、値上げをよりネガティブなものにしている可能性があります。
特にお子様のいるご家庭では、月々の食費もバカになりませんね。
少しでも安いものを買うためにいろいろな工夫や情報収集をしている人たちも多いと思います。
ここで生じる違いとして「何のために食べるのか」という考え方です。
お腹を満たすことが目的であれば、パン、お米、シリアル、冷凍食品を中心に簡単にお腹を満たすことができます。
目的はお腹を満たすことなので、そのコストは低いに越したことはありません。
食費の値上げによりコストが高まることは、他の消費コスト(ファッションや娯楽など)を圧迫することになるため、経済的に厳しいわけでなくても精神衛生上良くない出来事だと捉えてしまいます。
一方、日々の食事を投資として捉えてみるとどうでしょう。
You are what you eat.
私たちの体は食べた物でできています。
とすればその材料の質が低い、もしくは足りなかったならば、病気、倦怠感などの諸々の問題が生じます。
結果的に将来的な医療費の増加、日々の活力低下に繋がっていく可能性も否めません。
毎日の食事の質を高めようとした時、お肉などのタンパク質の割合の増加、無添加へのこだわり、生産地のこだわりなど多くのことを考えなければなりません。
そしてそのような食事は、これまでの炭水化物や加工品を中心とした食事よりも食費が増加することを意味します。
それをもったいないと考えるか、将来のために必要だと考えるか
必要であると考えることは、その価格にその価値があると考えることと同義ですので、それはコストではなく必要経費として捉えることができます。
たとえ値上がりが続いても必要経費なのです。
このように考えてる家庭は、昨今の食品インフレのニュースを見てもあまりダメージを受けていないように思います。
これまでなんとなく「安いものがいいな」と考えていた方こそ、これを機会に日々の食事についての考えや価値観を問うてみるといいかもしれません。