栄養士×保健体育教師 かーよーのブログ

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むし歯がこわいならやることは一つだけ

むし歯にはだれもなりたくないものですよね。

 

ドラッグストアに行けば,いろいろなむし歯対策グッズが置かれています。

 

むし歯菌(や歯周病菌)によるリスクを減らそうと開発された

 

殺菌成分配合の歯磨き粉やマウスウォッシュ…どれが効果的なんだろう??

 

でも考えてみてください。

口腔内には,大量の菌がいます。

それらをすべて殺菌するのは不可能です。

なんなら,歯磨きも歯磨き粉も使ってなかった原始人や,野生動物のむし歯は少ないことがわかっています。

本当に菌が口腔内の異常の原因ならば,現代人よりも原始人,野生動物の方がむし歯は多いはずです。

でも,実際はこの逆です。

 

結局現代人のむし歯の原因はマッチポンプ構造です。

 

むし歯の原因はシンプルです。

 

​​砂糖です。​​

 

糖分はエネルギー源ともいわれますよね。

当然,口腔内にいる菌(原核生物)も口の中に入ってきた糖分をエネルギー(ATP)に変えます。

そして,その代謝の過程で酸が出ます。人間の細胞であれば,その酸(ピルビン酸)をミトコンドリアという器官に取り込み,さらにエネルギーに変えることができますが,原核生物にはミトコンドリアがないため,そのまま体外に排出します。

そして,これが歯を溶かす原因(むし歯の進行)につながります。

確かに口腔内の菌は酸を出していますが,その酸をつくる原因は砂糖類にあります。

 

つまり,酸を出す菌によってむし歯が生じる(多くの人はそう思っている)

のではなくて,

そもそも砂糖類を摂取しないことの方が根本的な解決につながります。

 

あぁ,だから原始人も野生動物もむし歯が少ないのか,,

彼らは砂糖を摂取しませんもんね。すっきりつながったと思います。

 

砂糖を摂取して,むし歯の原因をつくる。そして,殺菌力の強いむし歯予防商品で口腔内の細菌を減らす。

 

この構造に少し疑問を感じることが大切です。

 

私も甘いものは好きですがなるべく控えようと思いました。

 

 

では,また。