アカヒレという魚をご存じでしょうか?
熱帯魚ショップなどで時期によっては1匹20~30円程で若い個体が流通していることが多いポピュラーな魚です。
また,時には「エサ用」として数十匹あたり数百円なんて売られ方をしていることも…!
確かに,グッピーやネオンテトラなどと比較すると地味な印象が強い魚です。
またアカヒレと同じ大きさであるメダカは品種改良等により色とりどりで,それと比較しても人気も値段もかなり軽視されています。
しかし,アカヒレの魅力は見た目ではないんですね。
その魅力は何といってもその「タフさ」にあります。
今回はアカヒレのタフさを物語る特徴をアカヒレ飼育5年の実体験から3選を紹介します。
暑い夏から凍てつく冬まで
アカヒレのタフさの一番の特徴はここに尽きます。
アカヒレは熱帯魚コーナーで販売されていることが多いため,熱帯魚と思われていることも多いですが,熱帯魚ではありません。
元々の生息域は中国の広東省あたりで(ベトナムにも生息している),低水温に対する耐性があります。そのため,真冬の屋外でも越冬することが可能です。
ちなみに我が家で飼っているアカヒレたちは,真冬に水面に氷が張っていてもその下で泳いでいました。
また,夏の時期は気温とともに水温も上がります。そこで心配になってくるのが水温と酸素不足です。
しかし,アカヒレは水温が30℃を超えそうな環境でも平気そうにしています。また,狭い水槽でも飼えることから「コッピ―」という愛称があるように酸欠にも強く夏の屋外のでも元気に泳いでいます。
水質にもうるさくない
観賞魚を買う上で初心者の方が見落としがちなのが「水質」。
水にも弱酸性~弱アルカリ性の水質の幅があり,生息域の水質と異なることが原因で調子を崩してしまう魚もいますが,私はアカヒレの飼育で水質を気にしたことはありません。
弱酸性~弱アルカリ性まで幅広い水質に対応してくれます。
我が家は水換えの時も,水道水をそのまま(カルキ抜きもしてません)入れています。水温も関係なし。
生命力の高さ
そして,アカヒレはとにかく生命力が高い魚です。熱帯魚を本格的に飼育される方は,フィルター,照明,ソイル,酸素供給,水草の二酸化炭素供給など初期費用もランニング費用もそれなりにかかりますが,アカヒレにはそんな設備は必要ありません。
我が家のアカヒレ飼育環境は家の外に置いている45Lの鉢の中にオオカナダモが浮いているだけ。以上です。
エサも週末の時間があるときに気が向いたらあげているだけです。水替えも1ヶ月に1回くらいですかね。
そんなほぼ放置の環境でも丈夫に生き抜いています。
そして,同サイズのメダカなどはその寿命が比較的短い(1~2.5年)ですが,アカヒレはメダカの仲間ではなくコイ科の魚ですので結構長生きします。
実際何年生きるのが普通なのかはわかりませんが,我が家のアカヒレは2017年に飼育を開始して2022年現在も生きています。
割と長生きする魚だと言って差し支えないでしょう。
今回はアカヒレの「タフさ」に焦点を当てて紹介しました。
他の魅力としては性格も温和なので,多種との混泳がしやすいです。上記の通り,対応する水温の幅も広いため,熱帯魚を飼育している方は熱帯魚として,睡蓮鉢などで屋外でメダカを飼育している方は,淡水魚の一員として,いろんな魚のパートナーになれることも外さない魅力と言えるでしょう。
では,また!