このブログでは高タンパク質の食事を摂る重要性を何度か紹介しています。
普段の食事の中で肉,卵,魚などを取り入れることは健康にとって大切なことです。
特に肉に関しては牛肉,豚肉,鶏肉などがあり,調理法のレパートリーも豊富でメインのおかず(うちでは主食)として食事の楽しみでもありますよね。
しかし,これらの畜産肉には様々な懸念もあると言われています。
皆さんはスーパーでブラジル産の鶏肉を見たことはありますか?
私は大学生の時,お金がなかったため,節約のためよく購入していました。
ところでなぜはるばる遠方から輸入しているのに国産の鶏肉より安いのだろうか?と疑問に思ったことはありませんか?
その理由として遺伝子組み換え飼料を与えていたり,ホルモン剤の投与で成長を早めて出荷スピードを上げたり,抗生物質を投与して感染症を防いだりしていることが挙げられます。
これは一例ですが,このような環境で育てられている家畜が健康なのかというと甚だ疑問ですし,抗生物質の残留問題も気になってきます。
実際,鶏舎の中で成長を促進して育った鶏は成長スピードに体の機能が追い付かないため,自分で歩くこともままならず,骨が弱いためすぐ骨折することもあるようです。
当然,そのようなお肉はたんぱく源としては期待できますがその他の栄養素(ミネラル量など)は豊富にあるのか疑問です。
本来,命であるものが工業用品のように”製造”されており,それを食べることに少し敏感にならないといけないのではないかと感じています。
そこで我が家では野生のタンパク源を積極的に食卓に取り入れてみることにしました。
それはシカ肉,イノシシ肉などです。これらは天然ものの野生のお肉です。
他にも魚は天然ものが多いですし,クジラ肉も完全に天然もののお肉だといえます。
これはを食卓に取り入れるメリットとしてまず栄養素が畜産肉より豊富であることです。
例えば,ブタとイノシシを比較した時,イノシシ肉はブタ肉より鉄分が4倍,ビタミンB12が3倍あると言われています!
また,シカ肉は牛肉よりタンパク質量が多く鉄分量は牛肉の2倍,それでいてエネルギー量は半分以下です!
ジビエ肉はその他,亜鉛やナイアシンなどの他の栄養量も畜産肉と比較して大変豊富です。
やはり野生で力強く育った動物は健康的なのだろうと感じます。
同じ量のお肉を食べるのであれば,栄養素が豊富な方がうれしいものです。
また,これは個人的な感想ですが,ジビエ肉を食す方が”命を頂いている”ことをより実感します。
このシカはどこの山でどのように生き抜いてきたのだろうか?と思いを馳せ,そして最後は罠か猟銃によって猟師に捕らえられたその最後はどのような様子だったのだろうかと想像するのです。
そう考えると,目の前にあるお肉を食べることにたいへんありがたさを感じます。
私だけですかね?
そういう意味でジビエ肉はお子様のいる家庭で,成長期を支える栄養源としても食育の一環としても優れています。
参考になれば幸いです!