栄養士×保健体育教師 かーよーのブログ

栄養のこと,子育てのこと,ペットのこと

金魚を長生きさせるにはどうしたらいいのか本気で考えてみた。

金魚は祭りの金魚すくいでよく見かけますよね。

金魚は上手に育てれば​10年以上生きる​魚ですが,そこまで育てることができる人も少ないのではないでしょうか?

 

金魚と錦鯉を長生きさせるために重要なのはたった2つ

・与えるエサ

・ストレスの少ない環境(水質,水槽の広さ)

です。

 

説明の前に少し我が家の金魚のことを…

興味のない方は飛ばしてください。

我が家でも,ベランダで金魚と錦鯉を飼っています。

冬の屋外でも大変元気です。

 

 

金魚にはランチュウ琉金,オランダ獅子頭など多くの種類があり,大変高価なものもいます。

一般的には金魚の原型であるといわれるフナに近いかたちをした金魚の方が丈夫で長生きするといわれています。

我が家の金魚は,ホームセンターで小赤(金魚すくいでもよく見かける赤い金魚)として売られている金魚を3年前に購入しました。

小赤はだいたいどこでも,一匹20円くらいで売られている金魚です。

なぜこんなに安いかというと,エサ用だからです。

アロワナなどの大型肉食魚のエサとして,100匹単位で購入されていく方もちらほら。

 

私は,そんな小赤がとてもかわいく(そして少し可哀そうに)思い,我が家で大切に育てようと思い,3匹購入しました。

 

また,金魚と一緒に錦鯉も2匹飼育しています。

え,錦鯉って高いんじゃないの?と思われる方もいるでしょうが,幼魚はときどきホームセンターで400円程で売られていることがあります。

そして,錦鯉は環境に合わせて成長する魚ですので,広い場所では大きくなりますが,水槽などでは少し大きめの金魚くらいのサイズで落ち着いてくれます。

といっても購入した時より成長してくれたことで,うちの水槽も窮屈そうになってきたので,写真よりも大きい90リットルのひょうたん池に変えました。

本題に入ります。

金魚と錦鯉を長生きさせるために重要なのは

 

 

 

栄養と環境,運動が大事なのは,人間も同じですよね。

 

​・与えるエサ​

大事なのはたんぱく質量です。高たんぱくなもの(たんぱく質40パーセント以上のもの)を選びましょう。

もともと,野生のフナも小さな虫を食べる肉食性があります。それに近い食事を与えればよいということです。

冷凍の赤虫も大変好んで食べますが,頻繁に与えると水がすぐに汚れますので,配合飼料が使いやすいです。

 

エサ選びで見るべきポイントはパッケージ裏の主成分。だいたい主成分は多い順に書かれています。

一番先頭に小麦粉と書かれているものはあまりおすすめできません。

​野生の魚は小麦粉(炭水化物)を食べませんもんね。

​​​本来の食性を考えたら,与えるものもわかってきます。

​​​

​このエサは主成分の先頭にフィッシュミール(魚肉をすりつぶしたもの)と書かれています。

このように動物性たんぱく質の多いものを選びましょう。

 

​・ストレスの少ない環境

​なるべく広い水槽で飼いましょう。

狭い水槽ではすぐに水が汚れます。そして動き回ることができないのでストレスの原因です。

広い水槽でのびのび泳げるようにする(=運動できる)ことが大事です。

それに加えて,隠れ家になるものがあればストレスを減らし,落ち着くことができます。我が家では,水草を入れてます。ただし,錦鯉は柔らかい水草ならばすぐ食べますのでご注意を。

 

また,金魚や錦鯉は弱アルカリ性の水を好む魚です。

難しい話のように思えますが,安心してください。

つまり,水中にミネラル分を放出するものを入れれば水質は弱アルカリ性に傾きます。

おすすめはサンゴ砂というもの。

水槽の砂利にサンゴ砂を混ぜれば,自然と水質は弱アルカリ性に傾いてくれます。

我が家の金魚,錦鯉もこれで大変元気です。

もちろん,定期的な水換えも必ず!

 

 

やはり,金魚の健康も人間の健康も通じる部分が多くあると感じました。

すなわち,​​栄養,運動,ストレスの少ない環境​です。

 

少しでも参考になれば幸いです!