寒い日が続きますね。
全国各地でマラソン大会が開催されるこの季節。
一般市民ランナーが参加できる大会も多くあります。
また,マラソンに限らずそろそろ暖かくなり,外で運動やスポーツをしやすい季節になってきます。
また,4月以降には高校生のインターハイ予選などもあります。
さて,運動やスポーツのときに気を付けたいのは「足がつる」という現象です。
高いパフォーマンスを発揮するためにもこれだけは避けたいですよね。
今回はこの「足がつる」現象を予防するために重要な栄養素の話をしたいと思います!
運動中に体内で消耗するマグネシウム
激しい,または長時間スポーツをしていると前述の「足がつる」現象以外にも足の筋肉が痛む,疲労が残る,けいれんが起きる,などの症状が出ます。
これらの症状はマグネシウムの不足から生じることがあります。
人体の研究において,短時間,長時間どちらの運動においてもマグネシウムが消耗することが報告されています。
動物実験では,運動能力が疲弊した動物に水に溶かしたマグネシウムを与えると,持続力が回復した,という報告もあります。
マグネシウムが不足すると
人体のエネルギーであるATPを作るにもマグネシウムが大切です。
また,マグネシウムは乳酸を減少させる働きがあるため,マグネシウムが不足すると,乳酸が溜まり、筋肉の痛みを引き起こしやすくなります。
ふくらはぎの痛みを引き起こすこむら返りもマグネシウム不足が関係していると言われています。
運動する人にとって,マグネシウムは必須のミネラルといえるかもしれません。
マグネシウムの摂取方法
マグネシウムの摂取方法として,手軽なのはサプリメントが考えられます。
マグネシウムをサプリメントで摂って過剰にならないの?と思うのはもっともです。
実際,摂りすぎるとお腹がゆるくなることがあります。
しかし,現代は,ストレス社会と言われおり、マグネシウムは高いストレス環境下で体内から奪われていきます。
それに加えて運動も習慣的におこなっている人はサプリメントで摂取することを考えても良いと思います。
食事から摂取する場合は,白米ではなく,マグネシウムが含まれる未精製の玄米も選択肢になります。
また,塩を精製塩ではなく,マグネシウムが含まれる海塩を選びましょう。
また,海水から塩分を塩を作った後に残る水分のことをにがりと言いますが,これにマグネシウムが豊富に含まれています。
豆腐が固まるのもにがりに含まれるマグネシウムのはたらきです。
にがりは手軽にいろいろなものに入れることが出来ます。
私はカレーに入れたり,コーヒーに入れたり,味噌汁に入れたりすることでマグネシウムをプラスしています。
また,マグネシウムは経皮摂取することが出来ることも知られています。
にがりやフレーク状の塩化マグネシウムを直接肌に擦りこむことで肌から吸収されるので,足が痛む個所に直接擦りこむことで痛みを和らげる人もいます。
また,お風呂にマグネシウムを溶かして入浴することもできます。
私は硫酸マグネシウムや塩化マグネシウムのフレークをお風呂に入れて入浴しています。
塩化マグネシウムといってもナトリウムは含まれていないので,残り湯を洗濯に使うこともできます。
マグネシウム入浴をすると,肌がしっとりしたり,体がぽかぽか感じられたりする効果もあります。
参考になれば幸いです!