栄養士×保健体育教師 かーよーのブログ

栄養のこと,子育てのこと,ペットのこと

4月から一人暮らしをする君へ ~一生に繋がる最高の自己投資とは~

桜が各地で咲く季節になりました。

 

春と言えば,出会いと別れの季節。

 

そして,日本では4月から新年度が始まるため,大学への進学や就職で親元を離れ,新たに一人暮らしをする人も大勢います。

 

1人暮らしをするにあたり,多くの心配事がありかと思います。

 

掃除,洗濯,自炊,公共料金の支払いなどこれまで親にしてもらっていたことの多くを自分でしなければなりません。

 

それと同時に若い人は新しい環境で成長していくために多くのことを求められます。

 

新入社員であればいち早く会社の戦力となれるように,大学の新入生であれば将来のために多くのスキルや経験を身につけようと思っていることでしょう。

 

将来の自分のために,今の今の自分を成長させる時間や労力のことは「自己投資」と呼ばれます。

 

自己投資と言えば,何を一番に思い浮かべるでしょうか?

 

TOEICのための勉強をしたり,簿記の資格を取ったり,各種のセミナーを受講したり,人脈を広げたり,筋トレをしたり,留学をしたり,読書をしたり…

 

など多くの行動がそれにあたるかと思います。

 

しかし,私が何よりも大切だと考える自己投資は上記の行動ではありません。

 

何よりも大切な自己投資はずばり「栄養摂取」です。

 

 

今回は私がなぜ,上記に挙げた直接就活の際に有利になりそうな行動よりも栄養摂取の方が最高の自己投資になり得るのかについて,私自身の経験も踏まえお話します。

人は食べたものでできている

栄養摂取がなぜ最高の自己投資なるか?

 

すべては次のことわざに尽きるかと思います。

 

「You are what you eat.(人は食べたものでできている)」

 

今日のあなたはこれまであなたが食べてきたものでつくられています。

 

筋肉や骨は当然ですが,脳や神経,各種のホルモンもすべてです。

 

「心身」という言葉があるようにこころとからだは別のものと考えられがちです。

 

しかし,脳や神経や各種のホルモンは脳の働きそのものに関係していますので,気持ちなどの情緒面にもつながります。

 

ということはあなたが食べたものは体だけでなく,あなたの精神やメンタルをもつくっていることを意味します。

 

4月から新しい環境で新たなスタートを切ろうと張り切ったのはいいものの5月病という言葉があるように精神的にまいってしまう人も多くいます。

 

事実,精神疾患が原因で離職,休職,休学,退学したりするひとが毎年大勢います。

 

さきほど行動面での自己投資の例をいつくか挙げましたが,それらを積極的に頑張り通すためにのその土台として健康な心身がなければ成立しません。

 

また,脳の働きがよくなるということは記憶力や思考力,対人関係などにもプラスの効果があることも意味します。

 

世間では自己啓発本がブームとなっており,仕事術やコミュニケーション術などのいわゆる「ハウツー」の人気が高まっていますが,仕事や勉強面で高いパフォーマンスを発揮するためには栄養の摂取で健康な心身をつくることがすべての基本です。

将来の健康は資産形成にも有利

今日食べた栄養は将来の自分をつくることにつながります。

 

新入社員や新規採用された公務員などの元には保険の営業が来ることが多くあります。

 

保険の営業屋さんは将来的ながんのリスクや入院治療のリスクを見せて,いかに保険に加入して備えておくことが大切であるか熱弁してきます。

 

しかし,がんという病気は原因の多くは生活習慣に起因するものです。

 

その他,高血圧,糖尿病,脂質異常症なども生活習慣病です。

 

今日の栄養摂取で将来の健康な心身をつくることは,病気のリスクを低下させて医療費を削減することにもつながります。

 

不必要な保険に入る必要も少なくなるため,貯蓄にも有利です。

 

栄養摂取の具体的方法

栄養摂取で具体的に意識すべきことを一言で表すと

 

高タンパク,中脂質,低糖質の栄養構成にすることです。

 

その上で,各種ビタミン,各種ミネラルの摂取を強化します。

以下の記事を参考にしてください。

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一番,手っ取り早いのはプロテインを毎日飲むことに加え,ビタミンB群,ビタミンC,ビタミンE,マグネシウム,鉄のサプリメントを毎日飲むことです。

 

お金のない若者には栄養摂取の自己投資は難しいのか?

プロテインサプリメントはお金がかかります。

 

また,炭水化物中心の食事からお肉などのタンパク質中心お食事にシフトチェンジすることは多くの場合,食費が上がります。

 

大学生や給料の低い新入社員には栄養摂取を自己投資で行うことは難しいのでしょうか?

 

まず,意識してほしいのは栄養摂取に関しての考え方を変えることです。

 

具体的に言うと食費は消費ではなく,投資であるという認識の上に立つことです。

これに関しては以前記事にしています。

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その上で,普段食べるものを変えることです。

 

ここで私の大学生時代を少し紹介しようと思います。

 

私が一人暮らしをしていた大学生時代は加工食品中心の食事をしていました。

 

朝は1限が始まる1時間前に起きていたため,自炊をする時間もなく,スーパーで購入したシリアルに低脂肪牛乳をかけて食べていました。

 

また,3限が終わると昼休憩になるので,大学内のパン販売でサンドウィッチなどの惣菜パンや菓子パンを2~3個購入して友人と食べてました。

 

そして,その後,部活の練習があり,それが終わると友人と外食(多くの場合,牛丼屋やファミレス)をするかコンビニでおにぎりやインスタント食品を購入してアパートで食べていました。

 

今,考えるとかなり糖質中心の生活でした。

 

こうした食事のせいかわかりませんが,毎日疲れやすく何もやる気が起こらない日が続き,人に会うのも億劫に感じていたこともありました。

 

もしかしたら心身ともに健康でなかったのかもしれません。

 

食費を節約するためにパンを2~3個に抑えたり,牛丼屋で済ませたり,コンビニおにぎりで我慢したりしていたわけですが,外食というものは実際には高いのです。

 

おにぎり1個150円で買っていたわけですが,もし,自分で米を炊いておにぎりを握ればもっと安く済みます。

 

コンビニおにぎりやファミレスのご飯も同様です。

 

お金が惜しいと言いながら実際には高くついている。

 

本音の部分を言えば,ただただ自炊をするのをめんどくさがっていただけです。

 

それでいて時間がないかと言えばそんなことはありません。

 

時間があるのが大学生の特権だからです。

 

その時間を使って,外食やコンビニに行く機会を減らし,スーパーで肉や卵を買って自炊をしていても食費は大幅には変わらないはずです。

 

また,本当にお金がないときは1日に卵1パック食べればタンパク質,ビタミンのかなりの部分を補うことが出来ます。

 

最近,値上げされている卵ですがそれでも1パック(10個)で300円以下です。

 

1日300円以下であるならばとても安いですよね。

 

それでいて卵はゆでたまご,目玉焼き,たまごやき,たまごかけごはん,スクランブルエッグなど多くの調理法があるのでレパートリーも豊富です。

 

味付けもいろいろあるので飽きることもありません。

 

本当にお金がない人は卵を朝3つ,昼3つ,夜3~4個食べましょう。

 

それだけでも糖質中心の食事をしている人よりは良質な栄養摂取になります。

 

若いうちから良質な栄養を摂ることで,勉学でも仕事でも高いパフォーマンスを発揮し,将来的な健康にもつながる…

 

これこそが最高な自己投資であり,変化が激しく先の見えない世界の中でも一生役立つ知識ではないでしょうか?

 

参考になれば幸いです!

ジビエを食事に取り入れる生活のすすめ

このブログでは高タンパク質の食事を摂る重要性を何度か紹介しています。

 

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普段の食事の中で肉,卵,魚などを取り入れることは健康にとって大切なことです。

 

特に肉に関しては牛肉,豚肉,鶏肉などがあり,調理法のレパートリーも豊富でメインのおかず(うちでは主食)として食事の楽しみでもありますよね。

 

しかし,これらの畜産肉には様々な懸念もあると言われています。

 

皆さんはスーパーでブラジル産の鶏肉を見たことはありますか?

 

私は大学生の時,お金がなかったため,節約のためよく購入していました。

 

ところでなぜはるばる遠方から輸入しているのに国産の鶏肉より安いのだろうか?と疑問に思ったことはありませんか?

 

その理由として遺伝子組み換え飼料を与えていたり,ホルモン剤の投与で成長を早めて出荷スピードを上げたり,抗生物質を投与して感染症を防いだりしていることが挙げられます。

 

これは一例ですが,このような環境で育てられている家畜が健康なのかというと甚だ疑問ですし,抗生物質の残留問題も気になってきます。

 

実際,鶏舎の中で成長を促進して育った鶏は成長スピードに体の機能が追い付かないため,自分で歩くこともままならず,骨が弱いためすぐ骨折することもあるようです。

 

当然,そのようなお肉はたんぱく源としては期待できますがその他の栄養素(ミネラル量など)は豊富にあるのか疑問です。

 

本来,命であるものが工業用品のように”製造”されており,それを食べることに少し敏感にならないといけないのではないかと感じています。

 

そこで我が家では野生のタンパク源を積極的に食卓に取り入れてみることにしました。

 

それはシカ肉,イノシシ肉などです。これらは天然ものの野生のお肉です。

 

他にも魚は天然ものが多いですし,クジラ肉も完全に天然もののお肉だといえます。

 

これはを食卓に取り入れるメリットとしてまず栄養素が畜産肉より豊富であることです。

 

例えば,ブタとイノシシを比較した時,イノシシ肉はブタ肉より鉄分が4倍,ビタミンB12が3倍あると言われています!

 

また,シカ肉は牛肉よりタンパク質量が多く鉄分量は牛肉の2倍,それでいてエネルギー量は半分以下です!

 

ジビエ肉はその他,亜鉛ナイアシンなどの他の栄養量も畜産肉と比較して大変豊富です。

 

やはり野生で力強く育った動物は健康的なのだろうと感じます。

 

同じ量のお肉を食べるのであれば,栄養素が豊富な方がうれしいものです。

 

また,これは個人的な感想ですが,ジビエ肉を食す方が”命を頂いている”ことをより実感します。

 

このシカはどこの山でどのように生き抜いてきたのだろうか?と思いを馳せ,そして最後は罠か猟銃によって猟師に捕らえられたその最後はどのような様子だったのだろうかと想像するのです。

 

そう考えると,目の前にあるお肉を食べることにたいへんありがたさを感じます。

 

私だけですかね?

 

そういう意味でジビエ肉はお子様のいる家庭で,成長期を支える栄養源としても食育の一環としても優れています。

 

参考になれば幸いです!

ビタミンAの体内でのはたらきについて

ビタミンの働きについてだいぶシリーズ化してきました!

それぞれのビタミンについては以下をご参照ください。

ビタミンC

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ビタミンB

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ビタミンE

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ビタミンD

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今回は脂溶性ビタミンであるビタミンAのはたらきについて見ていきます!

ビタミンAの基本情報

ビタミンAはレチノールという成分の体内でのはたらきを指します。

 

レチノールの由来であるレチナは網膜を意味しており,ビタミンAは体の中で粘膜の健康を維持するために大切な栄養素です。

 

また,体内の細胞分化に欠かせないはたらきを担っています。

 

細胞分化とは,体内の細胞が特化した役割を持つことです。

 

細胞が,筋肉になったり,心臓になったり,腎臓になったり…など細胞がそれぞれの器官に分かれることにより,それぞれに特化した役割を発揮します。

 

これが細胞分化であり,ビタミンAはこの細胞分化に関係している栄養素のため,ビタミンAが十分にあることでそれぞれの器官の健康を維持できるとも言えます。

 

ビタミンAの体内でのはたらき

さきほど述べたようにビタミンAは体の粘膜や上皮細胞の健康に欠かせません。

 

粘膜や上皮細胞は体の外側にあり,空気やそこに含まれる細菌などに触れる機会が多くあります。

 

ここが脆弱だと口や目の乾き,口内炎,のどの腫れなどのダメージが起こりやすくなります。

 

また,粘膜は細菌やウイルスなどから体を防御するバリアの働きがあります。

 

ビタミンAが十分にあることで粘膜を健康に保ち,風邪などの感染症から体を守ることが出来るとも言えます。

 

ビタミンAは過剰摂取に注意!

ビタミンAは脂溶性ビタミンの中でも特に体の中で蓄えることができる栄養素です。

 

その多くは肝臓に貯蔵されており,その量は200日分ともいわれています。

 

それゆえにビタミンAを摂取する際は過剰摂取に気を付けなくてはいけません。

 

ビタミンAを過剰に摂取すると,発赤,脱毛,頭痛,筋肉痛などの症状があります。

 

しかし,現代人はビタミンAが不足していることが多く,サプリメントで日常的に摂取したからといって直ちに過剰症を心配するほどでもありません。

 

また,ビタミンAの必要量は個人差が多いため,ここでどれくらいの量なら安全でどれくらいの量を摂ると危ないかと一概に言えるものではありません。

 

ビタミンA摂取時に意識すること

では,過剰摂取にならないために何に気を付ければよいかというと,食事の中でタンパク質を十分に摂取することです。

 

ビタミンAは体内でキャリアタンパク質という輸送用のタンパク質に結合し,血液にのって肝臓などに運ばれます。

 

このとき,タンパク質が十分にないと,ビタミンAは単独で体内に存在することになりますが,ビタミンA単独ではその界面活性作用により細胞にダメージをもたらし,これが過剰症の原因になってしまいます。

 

よって,ビタミンAはタンパク質が十分に体内にあり,タンパク質と結合していればその副作用はおこりにくいとも言えます。

 

このブログで発信し続けている高タンパク食のメリットはここにもあらわれます!

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参考になれば幸いです!

 

では,また!

 

ビタミンDの体内でのはたらきについて

これまでビタミンB,C,Eについて記事にしてきました。

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今回はビタミンDについてです。

ビタミンDといえば近年のcovid-19の流行の際に感染症対策として注目を集めた栄養素です。

ビタミンD_感染症 と検索したら多くの記事が出てきます。

bio.nikkeibp.co.jp

 

そんな注目のビタミンDについて体内でのはたらきについてみていきましょう!

ビタミンDの基本情報

ビタミンDは植物に多く含まれるビタミンD2(エルゴカルシフェロール)と動物に多く含まれるビタミンD3(コレカルシフェロール)があります。

 

ビタミンD1は?と気になるところですが,ビタミンD1は発見された後に不純物であったことが判明し,「やっぱなし」ということになりました。

 

それならばD2→D1に,D3がD2に昇格すればいいのでは…?と思いましたが,まあそこは何か事情があったのでしょう。

 

そしてビタミンDの特徴の一つに「体内で合成できる」ということが挙げられます。

 

ビタミンというものは体内では合成できない有機化合物であるため,食事などで外から摂取することが大切なんですよー,というのがこのブログの中でも繰り返し発信してきたことですが,その意味ではビタミンDは一線を画してます。

 

体内で合成できるということはどちらかといえばホルモンに近いと言えますが,逆にホルモンは体内でしか合成できず外から摂取するという概念は基本的にはありません。

 

ビタミンDは体内で合成できるし,栄養として外からも摂取できるものなんですね。

 

ビタミンDの供給源は?

「体内で合成できるのであれば特に意識することもない」と思われがちですが,ビタミンDを合成する引き金となるのは太陽紫外線を浴びることです。

 

しかし,現代,人々の多くはオフィスワークなど屋内で過ごすことが多く,また,近年は在宅ワークや不要不急の外出を避けることも多くなったことから十分日光に当たっていない人も多いのではないでしょうか?

 

また,せっかく外に出るときも日焼け止めを塗っており紫外線からビタミンDを生成することを阻止してしまっています。

 

さらに,高緯度に住む人々や冬季などは紫外線の量も少なくなってしまいますので,現代人は紫外線だけから十分量のビタミンDを合成できていない(不足している)のが実情です。

 

日本に住んでいる場合,日光浴でビタミンDを合成するためには4~9月の期間の日中に最低でも15分間日光に当たる必要があると言われています。

 

ビタミンDの体内でのはたらきについて

では,そんなビタミンDの体内でのはたらきについて簡単にみていきましょう。

・骨を丈夫にする

ビタミンDが体内に十分にあることでカルシウム代謝の調節がスムーズになります。

 

実際,骨粗しょう症の人は血中ビタミンD濃度が低いことがわかっています。

 

ビタミンDはカルシウムやマグネシウムと併せて骨の生成や強化を一役になってくれます。

 

・免疫力の向上

免疫には自然免疫と獲得免疫の2つがありますが,ビタミンDは双方の免疫系を高めてくれることがわかっています。

 

ビタミンD受容体はマクロファージやT細胞などの生体防御に関係する細胞で発現していることから,ビタミンDが十分あることでこれらが活性化するともいえます。

 

・その他のはたらき

その他,ビタミンDは約100種類の数の疾患の改善に有効という報告があります。

 

例えば,心臓疾患,糖尿病,認知症などの予防・改善効果

 

さらにはこの時期に朗報ですが,メガ量摂取(2万IU)で花粉症が改善したとの報告もあります。

 

 

食事やサプリメントなどからも摂取できるビタミンDですが,一番手軽なのはまず外へ出ることです。

 

確かに紫外線を長時間浴びることは良くないですが,全く浴びないことも良くありません。

 

それに効果が高い日焼け止めは肌にもよくありません。

 

1日15分,天気の良い日に少し日光を浴びることを意識してもよいかもしれませんね!

ビタミンEを積極的に摂るべき理由

こんにちは!

当ブログでは,栄養の摂り方として,タンパク質やミネラルの重要性,そしてビタミンをメガ量で摂取することと健康との関係について発信してきました。

 

そして,前々回はビタミンCについて,前回はビタミンBについて詳しく解説しました。

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本日は脂溶性ビタミンであるビタミンEについて詳しく見ていきたいと思います!

ビタミンEの基本情報

ビタミンEは,水溶性ビタミンであるビタミンC,ビタミンB群と異なり脂溶性ビタミンです。

 

水溶性ビタミンは長時間体内に留めることはできず,尿と一緒に排出されてしまいやすいため,頻回に摂取する必要があります。

 

しかし,脂溶性ビタミンは体内に蓄積される傾向があるため,ビタミンAなどの脂溶性ビタミンは摂取の上限量が示されています。

 

そのため,脂溶性ビタミンはサプリメントとして摂取する場合は1日に1回にまとめた方が良いかもしれません。

 

ビタミンEはα,β,γ,δの4種類のトコフェロールとトコトリエノールがそれぞれあります。

 

また,サプリメントとして摂取する際に気を付けていただきたいのはビタミンEには天然型と合成型がありますが,代謝に関しての働きは天然型の方が効果的と言われています。

 

体の中におけるビタミンEの働き

ビタミンEが体にとって重要と言われているのは,その「抗酸化作用」の高さです。

 

酸素は,生きていく上で大切なものですが,酸素がある環境では多くの物質は酸化します。

 

リンゴの断面を長時間放置しておくと茶色く変色するのも,金属が錆びるのも,古い輪ゴムが切れやすいのも原因は酸化による反応です。

 

当然,体にとっても酸化は避けては通れません。

 

みなさんは,油は酸化しやすい,ということを聞いたことはありませんか?

 

植物油や魚の油は,長時間空気に触れていると過酸化脂質が生じます。

 

人間の体内,特に細胞膜などの生体膜にはコレステロールやリン脂質などの脂肪酸があり,重要な働きをしていますが,これも酸素によって酸化すると過酸化脂質が生じます。

 

すると,その機能が低下してしまいます。

 

この時,体内にビタミンEが十分にあると生体膜における酸化を防ぐ効果が期待できると言われています。

 

大まかなイメージで言うと,酸素があると体が錆びてしまうが,ビタミンEにはその錆び止めの役割がある,といったところでしょうか。

 

だから,ビタミンEは「若返りのビタミン」とも呼ばれています。

 

ビタミンEはすべての病気を癒す!?

ビタミンEの効果については多くのエビデンスが研究され発表されています。

 

欧米のオーソモレキュラーの医師たちは,ビタミンEの効果として

狭心症の改善

子宮内膜症の改善

・皮膚や粘膜の出血を改善

・やけどの治療における改善効果

・肝硬変の改善

・急性腎炎の改善

不整脈の改善

血栓症の改善

 

などが挙げられ,実際に治療にも用いられています。

 

ちなみにこれは完全に私個人の経験談でしかありませんが,足のしもやけした箇所にビタミンEのサプリメントのカプセルを切って患部に直接塗り込んだら,3日しないうちに症状が改善しました。

 

子どもの頃は,しもやけになったら春になるまで治らなかったのに…

 

さまざまな効果が発表されていますが,医学界と製薬業界は冷ややかな反応を示したとのことです。

 

なぜでしょうか?

 

 

いずれにしても体にとって大切な栄養素であることは間違いありません。

 

ビタミンEはアーモンドや小麦胚芽に豊富に含まれています。

 

少しだけ,意識して摂ってみてもよいかもしれませんね!

 

参考になれば幸いです!

ビタミンB群を積極的に摂るべき理由

こんにちは!

当ブログでは,栄養の摂り方として,タンパク質やミネラルの重要性,そしてビタミンをメガ量で摂取することと健康との関係について発信してきました。

 

そして,前回はビタミンCについて詳しく解説しました。

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今回は,ビタミンCと同じく水溶性ビタミンであるビタミンBについてです。

ビタミンBの基本情報

ビタミンBは一つの物質のことを指しているわけではありません。

 

具体的にはビタミンB1ビタミンB2,ビタミンB3(ナイアシン),ビタミンB5パントテン酸),ビタミンB6,ビタミンB7(ビオチン),ビタミンB12葉酸,など複数の種類があり,ビタミンBと呼ぶ方が自然かもしれません。

 

よって,今後はビタミンB群と呼称します。

 

ビタミンB群は単体ではなく,それぞれが影響・関係しあいながら働くため,サプリメントとして摂る際はビタミンB群のサプリ(Bコンプレックスという名称で売られている)を探すと良いでしょう。

 

ビタミンB群が体にとって必要なわけ

ビタミンB群が体にとって必要であるのは,人体のエネルギー代謝にとって大切な補酵素となるからです。

 

機械は動力源(電気やガソリンなど)がないと動かないのと同様に人間もエネルギーが無いと動きません。

 

それでいて人間のエネルギーは機械よりももっと複雑な仕組みで獲得されます。

 

機械の場合は,動くために必要な電気やガソリンの量を供給してあげれば動きます。

 

車で長距離走るためには,その量を走れる量のガソリンを給油すればよいだけです。

 

人間も,例えば,1500m走るのにこれだけのエネルギーを使うから,そのエネルギーに等しいカロリー量の食事をとれば理論上は走り切ることができると普通は考えてしまいます。

 

しかし,人間の場合,食事から摂取したカロリーがそのままエネルギーに直に変換されるわけではありません。

 

人間の場合は,代謝という化学反応を経てATPというエネルギーの分子を作り出します。

 

このATPを作り出してはじめて人間は動くことができます。

 

そして,この代謝という化学反応を起こすためにはビタミンやミネラルなどが必要になってきます。

 

いくら食事からエネルギー源を摂取しても,代謝が滞ればその食事はエネルギー源として使えないのです。

 

これが,ビタミンB群が体にとって大切な理由です。

 

ここからは,ビタミンB群の中でも特にエネルギー代謝に関係しているビタミンB1についてみていきましょう。

 

ビタミンB1が不足すると…

ビタミンB1の不足が原因で起こる病気に脚気があります。

 

脚気は全身のだるさなどの症状から始まり,悪化すると全身に力が入らず,寝たきりになることもあります。

 

まさにエネルギー源が枯渇した状態ですね。

 

歴史的にみると,玄米を常食していた時は問題にならなかったのに,江戸時代に白米を食べ出したらその症状が顕著に表れたそうです。

 

これは,米ぬかにはビタミンB1が含まれているけれど,精製して白米にするとその部分を失うことに関係していそうです。

 

また,精製糖質(白米,小麦粉,砂糖など)はその消化の過程でビタミンB群を大量に消費しますので白米ばかり食べることで余計にB1不足に拍車をかけたことになります。

 

昔の話に思うかもしれませんが,現代においても人々は精製糖質を大量に食べてビタミンB群を摂取を積極的におこなっていない状況は同じです。

 

さすがに寝たきりになるほど重度の脚気は少ないかもしれませんが,毎日だるい,疲れが取れないなどの症状が出ている人は多く存在します。

 

これらは潜在性脚気(エンセファロパチア)と呼ばれます。

 

その他のビタミンB群について

その他のビタミンB群についてさらっと紹介しておきます。

ビタミンB2

糖質,脂質の代謝を促進

 

ビタミンB6

タンパク質の代謝に欠かせない

 

ビタミンB5(パントテン酸

免疫力や抵抗力をつける(副腎皮質ホルモンの算出を促進してストレス耐性をつける)

 

ビタミンB7(ビオチン)

皮膚炎の予防など

 

さらっとだけ紹介しましたが,これらも体の中で重要な代謝に関係しています。

 

また,機会があれば個別に記事にしようと思います!

 

ビタミンB群を積極的に摂るために

栄養の摂取は食事が基本です。

 

しかし,ビタミンB群はそれこそ様々な種類と量を網羅して摂取するためには大量かつ多種類の食品が必要になります。

 

しかも,ビタミンB群はそのほとんどが水溶性のため,長時間体にとどめておくことが出来ません。

 

尿として排出されてしまいます。

 

そうした時にぜひ活用したいのが,冒頭でも紹介したビタミンBコンプレックスサプリメントです。

 

サプリメントに関しては,以下の記事も参考になるかと思います。

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参考になれば幸いです!

 

では,また!

ビタミンCを積極的に摂るべき理由

こんにちは!

当ブログでは,栄養の摂り方として,タンパク質やミネラルの重要性,そしてビタミンをメガ量で摂取することと健康との関係について発信してきました。

 

メガビタミンについては以下の記事を参照してください。

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本日はメガビタミンの中で重要なビタミンである,ビタミンCについてその働きを紹介していきます。

ビタミンCの基本情報

そもそもビタミンというのは体の中での効能からA,B,Cなどのアルファベットで名づけられていますが,実際の成分名ではありません。

 

ビタミンCの働きをしている成分はLアスコルビン酸と呼ばれるものです。(でも,わかりやすく説明するために以後も広く知れ渡っているビタミンCと呼んで説明します。)

 

ビタミンCのイメージとして「酸っぱい」,「黄色い」というイメージがありますが,これもただのイメージです。

 

味はどちらかと言えば「苦い」という方が正しいです。

 

また,色も黄色くありませんが,ビタミンCをメガ量摂取すると,一時的に尿の色が濃い黄色になることもあります。

 

これを見ると「あぁ,ビタミンCをたくさん摂れているなぁ」という変な感想が脳裏に浮かんできます(私は)。

 

そして,これは大事なことですが,多くの生物はビタミンCを体内で合成しています。

 

自宅で飼っているワンちゃんもです。

 

しかし,その飼い主である人間はビタミンCを合成することが出来ません。

 

その他,モルモットやカピバラもビタミンCの合成能力がありません。

 

だから,彼らのエサにはビタミンC不足にならないように,ビタミンCがわざわざ添加されています。

 

ところが,人間はビタミンCの合成能力がないのに,普段の食事でビタミンCの積極的な摂取を心がけている人は少ないようです。

 

人は昔からビタミンC不足に悩まされてきた

逆説的な意見ですが,

 

「体にとって大切なものならば,体の中で合成できないのはおかしい。人やモルモットの体にはそれほどビタミンCが必要ないのではないか」

 

という考えを聞いたことがあります。

 

しかし,人間は昔からビタミンC不足に悩まされてきました。

 

それが「壊血病」です。

 

これは,歯茎や皮膚から出血を起こし,最悪の場合,命も落としてしまう病気であり,中世の大航海時代に船乗りに多く発症しましたが,これは長い航海の中では新鮮な野菜や果物が不足するために起こったと考えると説明がつきます。

 

実際,ビタミンCを含んでいる柑橘類を食べると船乗りは元気になったようです。

 

ちなみにLアスコルビン酸の名前の由来ですが,

ア=否定

スコルビン=壊血病

ですので,壊血病にならない物質という意味になります。

 

ビタミンCの体の中でのはたらき

現在,わかっているビタミンCの体の中でのはたらきについて代表的なものを紹介します。

コラーゲン合成の促進

コラーゲンは人体を構成するタンパク質の3割を占めます。

 

美肌にもコラーゲンは大切ですが,これはコラーゲンが細胞と細胞の隙間を埋める役割があり,ここが強固だと皮膚からの細菌の侵入を防ぐからです。

 

ここが脆弱だと細菌が侵入し,ニキビなどの吹き出物や肌荒れを起こしてしまいます。

 

免疫力を高める

体内に侵入したウイルスに対抗するインターフェロンというタンパク質がありますが,タンパク質とビタミンCがその材料となります。

 

必要なインターフェロンが十分に作られることによってウイルスを不活性化することができます。

 

ストレス性の疾患の予防

人は様々なストレスを受けると,体を守るために副腎皮質からコルチゾールを分泌します。

 

このコルチゾールの材料としてもビタミンCが必要です。

 

ビタミンC十分にあることで,ストレスに対するコルチゾール需要に寄与することができると言えます。

 

その他のはたらき

その他にも妊婦の出産時の痛みの軽減,活性酸素からの保護,白内障予防効果などのはたらきが報告されています。

 

参考になれば幸いです!