栄養士×保健体育教師 かーよーのブログ

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注意!添加物が全て表示されるとは限らない

こんにちは。

 

食品に含まれる添加物は健康を考えるうえで気になるファクターの一つです。

 

私としては,厳格に無添加にこだわっているわけではありませんが,選択肢として添加物がないもの/少ないものと添加物が多いものを選べる立場にあれば,迷わず前者を選んで購入しています。

 

たとえそちらの方が値段が高かったとしても。

 

そのあたりに関しては,「安いものがなぜ安いのか?」と考えるようにしています。

 

安くても品質のいいものもありますが,安かろう悪かろうで溢れている事実も確かだからです。

 

そんな中,無添加もしくは添加物が表記されていないにも関わらず実際には添加物が使用されている,という消費者が商品選択をする際に困る事実があることについてお話ししたいと思います!

これが卵?

まずは以下のリンクを見てみてください。

product.rakuten.co.jp

 

なんだ,この金太郎飴みたいなゆで卵は?

 

これを使うと,例えばサラダの盛り付けなどで,輪切りのゆで卵を飾り付けるとき,すべて同じ大きさになります,とのこと。

 

原材料はというと

原材料
卵白、卵黄、でん粉、植物油脂、食塩、醸造酢、増粘剤(加工デンプン、増粘多糖類)、ポリリン酸Na、調味料(アミノ酸)、(原材料の一部に大豆を含む)

 

これはゆで卵のようでゆで卵ではない,どちらかというとかまぼこに近い気がします。

 

これ自体は原材料にちゃんと添加物も記載されているので,使いたい人が買えばいいだけの話です。

 

しかし!これが問題になることがあります。

 

中間加工の段階の添加物は表示義務がない!?

コンビニなどで売られているたまごサンド。

 

原材料に「卵サラダ」と書かれています。

 

問題は,この卵サラダに添加物が使用されていたり,先に見た添加物入りの金太郎卵が使われていても添加物の表示義務がないことがある!ということです。

 

このように中間加工の段階では,たとえ何十種類もの添加物が使われていても最終的に販売される段階の商品にはその表示が無く,私たち消費者が添加物が少ないものと信じて購入していても実際にはそうではないことが事実として多く見受けられます。

 

添加物を表示しなくていい理由

なぜ,最終的な商品で添加物の表示義務がないのかというと以下のような条件を満たす場合,表示しなくてよいというルールがあるからです。

 

①使われた添加物が加工食品の原材料になる食材の製造や加工で使われたものであること

 

②最終的な商品をを作るときには使われない食品添加物であること

 

③最終的にできあがった商品に食品添加物そのものの効果をほとんど発揮しないこと

 

以上の3点を満たす場合、①で使われた食品添加物の表示が免除されることになっています。

 

これらの現状すべてを批判するわけではありませんが,健康に気を遣っている人は裏の原材料表示まで目を通しているはずです。

 

その上で,商品を選択して代金を支払っているわけですから情報はよりオープンにしていただきたいというのが願いです。

 

と,同時にこれを嘆いているだけではどうしようもありませんので,もっと自分自身で調べて知っていくことが消費者にできることではないでしょうか?

 

参考になれば幸いです!