こんにちは!
最近は,中東やロシアーウクライナによる戦争による社会情勢の不安や,円安など様々な要因により物価高が進んでいますね。
家計に直接的にダメージが大きい分野が食費ではないでしょうか?
総務省による家計調査では,全世帯ベース(2人以上世帯)で2022年9月~2023年8月までの12か月間累計のエンゲル係数(家計消費に占める食糧費の割合)は,1980年以来,最高の29%を記録しました。
データを見てわかる通り,改めて物価高の影響を感じます。
多くの家庭では,「食費をいかに節約するか?」に頭を悩ませて,少しでも安いスーパーで食品を買い求める人も多い印象です。
しかし,そもそも食費は節約すべきものなのでしょうか?
この点について私の意見を書いていこうと思います!
エンゲル係数とは?
エンゲル係数とは,「家計の全ての消費支出に占める食費の割合」のことです。
総支出に対して食費の割合が大きいと数値が高くなり,少ないと数値が低くなります。
計算方法は以下の通りです。
エンゲル係数(%)=食費÷消費支出×100
一般的にエンゲル係数が高いほど生活水準は低い傾向にあると言われています。
実際に年収が低い人ほどこのエンゲル係数が高い傾向にあります。
最近,エンゲル係数が高くなっているのは,物価高や消費税の影響が大きく,それを上回る手取り収入が増えていないことが原因と言われており,これを持って「日本人は貧しくなっている!」とメディアで取り上げられることもあります。
食費は節約した方がいいのか?
物価高を受けて,国民の実質賃金は増えていないことから,食料品の消費は減っています。
実際,私の職場でも,昼は安くするために200円くらいのカップラーメンで”済ます”人も多くいます。
食費を節約するために苦心している人が多くいるのは事実でしょう。
しかし!
食費は栄養の観点で,真っ先に削るべき対象ではありませんし,”済ます”ものでもありません。
私はよく家を建てる時を例えにするのですが,廃材を使っても丈夫な家は建ちません。
地震や台風が来るとすぐに倒壊するでしょう。
丈夫な家を建てるには良質な材料を使う必要があります。
栄養もこれと同じことが言えます。
私たちの体は,自らが食べた栄養からできています。
劣悪なものを食べ続けていれば,それが生活習慣病,免疫力の低下,精神疾患の原因になることだってあります。
そうなれば,医療費がかかったり,休職することによる経済的損失を被るわけです。
それが不安で,医療保険などの保険料を月々支払っている人もいるかと思いますが,食費を削って健康な身体づくりをおろそかにしておきながら,不安だからという理由で手元に返ってこない保険料を払い続けるそれこそ無駄な費用であり,真っ先に削るものではないでしょうか?
食事に関しての考え方の転換
日本でエンゲル係数が29%を記録したことがニュースになりましたが,我が家では食べるものにこだわっているため,以前から,エンゲル係数は35%を優に超えています。
サプリメントやプロテインなどを合わせれば,40%を超える月もあるかもしれません。
手前味噌で恐縮ですが,そのおかげで毎日健康レベルが高く活力に溢れ,病院のお世話になることもほとんどありません。
医療費がほとんどかからず,保険に関しても最低限の掛け捨て生命保険のみです。
保険料は月に1,000円もかかっていません。
その意味で,食費は消費ではなく,生涯に渡る健康を保ち,医療費を少なくするための”投資”と言えます。
世の中には様々な自己投資がありますが,食事に投資することはかなり”うまみ”のある投資と言えるかもしれません。食事だけに。
実際,いいものを食べると”うまい”ですし。それによる幸福感も絶大です。
これからもその考えで行きたいと思います。
そりゃ食費も安いに越したことはありませんが,必要なものにお金をかけるのは当然です。
だから,昨今の値上げラッシュもどこ吹く風です。
参考になれば幸いです!