こんにちは!
以前,このような記事を書きました。
引用
鉄分は重要な栄養素にもかかわらずどうしても不足しがちな栄養素です。
先程,動物性の鉄分は吸収率が高いと述べましたが,それは植物性との比較であってやっぱり食品からの鉄分の吸収率はなかなかあがりません。
鉄分を意識的に摂取するコツとして,食器類を鉄製に変えることも工夫の一つです。
先程,ひじきの鉄窯の話をしましたが,南部鉄器を使用したり,鍋の中に鉄たまごを入れたりとあの手この手で鉄分を摂取する工夫をしてみることが大事です。
赤ちゃんにとってもそうですが,お母さんにとっても鉄は大切な栄養素ですので,親子で積極的に鉄分を摂取することをこころがけましょう!
不足しがちな鉄分を摂取するためにあの手この手で鉄分摂取をこころがけることが大切と述べましたが,一過性で終わらせず継続することが大切です。。
そして,継続するためには仕組化を工夫することで無意識にでも継続したい課題に触れ続けることがポイントだと考えています。
そこで,おすすめなのが調理器具,その中でも頻繁に使用するフライパンを鉄製のものに変えてしまいましょう!という提案です。
しかも,鉄製フライパンはお手入れをきちんとすれば,焦げ付きにくく,使い込むほど味が出るのもおすすめポイントです!
一般的なフライパンについて
最近のフライパンは焦げ付きにくくするためにフッ素樹脂でコーティングされているものが多いですよね。
我が家も以前はティ〇ァールのフライパンを使用していました。
しかし,使い始めて1年ほどでかなり焦げ付くようになってきました。
まぁ,お手入れの仕方も悪かったのかもしれません。
ただ,焦げ付くようになったということはコーティングがはがれた?と疑ってしまいます。
じゃあ,その剥がれたコーティングはどこにいったのだ?
人体に有害ではないのか?
など不安になってきました。
フッ素加工フライパンは有害?
結論から言うと,フッ素加工樹脂は人体に影響はなく,食べてしまっても吸収されずにそのまま体外に排出されるとのことです。
しかし,積極的に摂取するものではないことも確かです。
実際にフッ素加工フライパンについて疑問視する意見も多くありますし,注意が必要かもしれません。
そして,長期間この物質に曝露し続けた際の影響というのはわからないところもあり,小さな子どもがいる家庭では積極的に使用すべきではないのかもしれません。
鉄フライパンの特徴
私が購入した鉄フライパンはこちらです!
鉄フライパンの特徴として,使い込めば使い込むほど油なじみが良く焦げ付きにくくなり,長く使うほど愛着がわくことが挙げられます。
実際に比較してみましょう。
購入直後
購入5か月後
明らかに表面に変化が出てきました。
これくらいになると,卵焼きを焼いてもほとんど焦げ付きません。
こうして表面に変化がでてくるので確かに愛着がわいてきます(筆者主観)。
このような特徴があるからこそ,鉄製フライパンは「育てるフライパン」とも呼ばれます。
それでいて,料理に移る鉄分の摂取も期待できます。
もちろん,これだけでは十分量ではありませんが,不足しがちな鉄分をあの手この手で継続的に摂取するためには,一つの手段にいれてもよいと思います。
我が家では子どもの食事を作るときも鉄製フライパンです。
変な加工もしてありませんので,それ由来の化学物質を摂取する心配もありません。
鉄フライパンのお手入れについて
しかし,鉄フライパンのお手入れは少々手間です。
私は,そのお手入れこそがフライパンを「育てている」感覚になるので苦ではありませんが,それが面倒に感じる人は向かないかもしれません。
説明書を読むとお手入れの方法について事細かに記載されています。
それらを忠実にすべて守ることは私でも面倒に感じます。
そこで,多少ずぼらでも大丈夫!これさえ押さえていれば問題ない!と私が考える経験からのポイントをお伝えします!
・少し多めの油を使う
料理のためにフライパンにいれる油は一般的な油よりも少し多めを意識しましょう!
「油はカロリーが…」ときになる方は,ラードやバターなどの酸化しにくい良質な油を使うと良いです。
脂質自体は体にとって必要なものですので,油を控えるというよりは使用している油の種類にこだわりましょう。
サラダ油はNGです。
・十分に余熱する
鉄は急激な温度変化は避けた方が良いです。ひび割れの原因となります。
熱された状態から急冷することはもちろんだめですが,加熱し始めも,弱火から始め,2分ほど熱し,その後調理にあった火加減にすることがポイントです。
・洗剤を使わない
これが油なじみをよくするうえで最も大切です。
洗剤を使わないことに最初は抵抗があるかと思います。
しかし,料理が終わってフライパンがまだ熱いうちにお湯を注いで,食べ物のカスや表面の油を落とし,金タワシ,パームタワシなどで表面をこすり,最後に再度お湯で流せばほとんどの汚れはとれます。
フライパンの表面に油膜があるこ段々と焦げ付きにくくなりますので,とにかく洗剤を使わないことをお忘れなく。
・仕上げに乾かして油を塗る
洗った後は一度過熱をして水分を飛ばします。
水分が残っていると,錆びの原因になります。
そして,水分が飛んだら,表面に油を塗ります。
使い始めはしっかり塗る必要がありますが,使い続けていくと少量の油で済むようになります。
この作業をしていくことで,フライパンの表面に油が良くなじみ,焦げ付きにくいフライパンへと仕上がっていきます。
いずれは料理前に入れる油が少量でも十分焦げ付きにくくなるとのことです。
みなさんも鉄分摂取のために鉄製のフライパンを使い,それを育ててみませんか?