こんにちは!
我が家では,ベランダで金魚と錦鯉を飼育しています。
以前ブログを書いたときは60リットルの睡蓮鉢で飼育していましたが,今は,90リットルのひょうたん池で飼育しています。
飼育容器を大きくしたのは,錦鯉たちが大きくなったのもありますが,金魚と錦鯉はとにかく水を汚すペースが早いのです!
とても睡蓮鉢では間に合いません。
大きなひょうたん池にして外部式のフィルターを導入しました。
しかし!
それでも,水を汚すペースはすさまじいです。
というより外部式のフィルターはメンテナンスがかなり面倒。
すぐにごみがフィルター内部に溜まり,水流が弱くなります。そしてその度に電源を切ってフィルター内部を掃除し,また電源をつける。そしてこの際,手動ポンプでシュコシュコと呼び水をしないといけないのがとにかくめんどくさい!
何かいい方法はないのかと考えてたどり着いたのがアクアポニックスという方法です!
今回は簡単なアクアポニックスの始め方について説明します!
アクアポニックスとは
アクアポニックスについては以下のサイトにとてもわかりやすく解説されています。
以下の図でご理解いただけるかと思います。
引用:東京アクアガーデン
https://t-aquagarden.com/column/aquaponics
要するに魚の排出する有機物を植物が利用することで水の汚れも減らせるし,植物も元気に育つという循環型の共生関係です。
ミニトマトなどを育てて収穫を楽しむのも趣味の幅が広がっていいと思いますよ!
我が家のアクアポニックスの方法
アクアポニックスの専用キットも販売自体はされています。
しかし,それなりにいいお値段がします。
大量生産はされていない印象です。
そこで,自作で導入することにしました。
こちらが我が家のアクアポニックスです。
それでは作り方を解説します。
はじめに用意するのは濾過槽です。100均に売ってあるプランターを使用しています(画像内の黒い容器)。
底がから水が抜ける構造という点でプランターが一番ですが,底面に穴を開ければ問題ありません。
濾過槽の中には
・ウールマット
・カキガラ
・活性炭
の3層を敷き詰めています。
水中ポンプは1分間当たりの水流量が大きいものを選ぶことで濾過能力がアップします。
我が家はカミハタのリオシリーズを使用しています。
濾過槽である程度の汚れを濾過した後に植物を植える容器に水が流れるようにします。
これも何でも構いませんが,我が家はホームセンターで購入した衣装ケースを使用しています。
そして,底面から水が抜けるように穴を複数開けておきます。
以下の画像のように水が抜けて水槽に水が戻ります。
壁面からしっかり根が伸びている様子がわかります。
この容器内には土代わりにハイドロボールを敷き詰めます。
ハイドロボールについては以下のサイトがわかりやすいです。
ハイドロボールは多孔質のため,バクテリアの定着にも一役買ってくれるはずです。
いきなりハイドロボールを敷き詰めると,衣装ケースの穴を塞いだり,小さなハイドロボール穴から水槽に落下したりしますので底面にネットを敷いたり,軽石を最初に敷き詰めるとよいです。
そして,いよいよ植物を植えますが,こちらは観葉植物や野菜などさまざまな選択肢があります。
一つだけ気を付けることは常に土の中を水が流れていきますので,必然的に根に水が触れている時間が長いため,根腐れをしにくいものがよいです。
我が家ではこれまた100均で購入したパキラとカポックを植えています。
ちなみにアクアポニックスの容器自体が日除けの代わりになりますので,夏季の屋外も安心です。
導入してみて実際の感想
金魚や錦鯉のアクアポニックスをする際に特に大事だと感じたのが,濾過槽を設置することです!
中には濾過槽を設置せずに直に衣装ケースに水を流す方法もありますが,そうするとハイドロボールの中に汚れが溜まっていき,水の抜け方が悪くなります。
金魚や錦鯉の水の汚し方は,バクテリアや植物による汚れの分解速度を上回りますので,まず濾過槽に水を流すことで大きな汚れをキャッチしましょう。
ウールマットを定期的に交換するだけで大きな汚れは取り除けますのでメンテナンスも楽です。
また,活性炭やカキガラの効果で濾過能力もアップします。
実際にpHを測ったりはしていませんが,水替えの頻度は少なくしたにも関わらず水の透明感は高く,においもなくコケも減りました。
このことからアクアポニックス導入によって以前の外部式フィルターよりも濾過能力が上がったと言えるのではないかと感じています。
外部式フィルター,結構高かったのに安価に自作したアクアポニックスの方が濾過能力が高いなんて,最初からこちらにしておけばよかった…
参考になれば幸いです!